更新通知が100件以上たまっている。本当にそのままで大丈夫ですか?
① よくある「行き詰まり」の正体
WordPressの管理画面を毎回開くと、以下のような更新通知が溜まっていませんか?
- WordPress本体
- テーマ
- プラグイン
気がついてみると、その更新通知が100件以上になっていることも。
しかしながら、ホームページはいつも通り問題なく表示されています。 お客様からの問い合わせも届いていますし、特にトラブルも起きていません。
そのため、 「今は忙しいから、とりあえずそのままでいいか」 と、つい後回しにして管理をそのままにしてしまうことがあります。
実は、このような状態になっているホームページは決して珍しいものではありません。
② 「今のままで大丈夫」という思い込み
多くの場合、「問題なく動いているなら、下手に触らない方が安全だ」と考える傾向があります。
特に過去の経験で、
- アップデートしたら表示が崩れてしまった
- プラグインが動かなくなってしまった
- 慌てて制作会社に連絡することになった
このような苦い経験がある場合、どうしても
「更新=危険な作業」
というイメージが強くなってしまいます。
その結果、「今現在、問題なく動いているのだから、そのままにしておこう」という判断になります。 「更新=危険」という認識では、とても理にかなった合理的な判断のようにも思えます。
③ 立ち止まって考えてみましょう
しかし、ここで少し考えてみてください。
本当に「問題なく動いている=安全である」と言えるのでしょうか?
例えば「車」をイメージしてみてください。 エンジンがかかって問題なく走れていることと、その車が適切に整備、つまり車検やメンテナンス、されていることは同じではありませんよね。
ホームページも実は同じなのです。 画面がきちんと表示されていることと、そのホームページが常にしっかり管理できる状態にあることは、まったく別の話なのです。
④ 知っておきたい「本当の仕組み」
ここで重要なポイントは、「問題なく動いていること」と「しっかりと管理できていること」は別問題である、ということです。
今ホームページが表示されているのは、たまたま現在の組み合わせで動いているだけかもしれません。
しかし、
- 今、何が動いているのか
- 何に依存して動いているのか
- どのプラグインが本当に重要なのか
これらを把握できていない場合、実際にはホームページを管理できているとは言えません。
更新通知が大量に溜まっている状態は、単にアップデートをしていないというだけではなく、「自分たちが管理できる状態から、少しずつ離れていってしまっている状態」とも言えるのです。
⑤ ついつい陥りやすい「勘違い」
このような時に、よくある勘違いがあります。
それは、
トラブルが起きていない = だから安全だ
という思い込みです。
しかし実際には、まだ問題が表面化していないだけなのかもしれません。 そして、実際にトラブルが発生したときに「すぐに対応できる状態にあるかどうか」は、平常時には見えないものなのです。
だからこそ、「動いているから大丈夫」と「管理できているから大丈夫」を、つい混同してしまうのです。
⑥ ここに大きなリスクが隠れています
ここでのポイントは、「危険だから今すぐアップデートしましょう」ということではありません。 大切なのは、ホームページの「管理の仕組み」です。
例えば、もしトラブルが発生してしまった場合、
- バックアップがどこにあるか分からない
- 復旧させるための手順が分からない
- 誰がこのサイトを管理しているのか分からない
- どのプラグインが不具合に影響しているのか分からない
という事態に陥ってしまうことがあります。
これは専門的な技術の問題ではなく、「管理する仕組み」が整っていないという問題なのです。
⑦ 「ここ」を見て判断してみよう
では、何を基準に考えればよいのでしょうか。
その判断基準は、「実際に更新作業を行っているかどうか」ではありません。
本当に意識すべきことは、「いつでも更新できる状態にあるかどうか」です。
例えば、
- 更新する前に、きちんとバックアップを取ることができる
- トラブルが起きたときの復旧方法が分かっている
- 管理者のログイン情報などをしっかり把握している
- システム同士のつながり(依存関係)を把握している
このような準備ができていれば、「今は更新する」「今は更新しない」という正しい判断が下せます。
しかし、これらが全く分からない状態では、更新を進めることも、あえて更新しないでおくことも、どちらも正しい判断ができなくなってしまいます。
⑧ ホームページは、今どのようになっていますか?
ここで大切なのは、「更新通知が100件あること自体が悪い」という話ではない、ということです。
本当の問題は、ホームページが「自分たちで管理・運営できる状態なのか、それとも管理できない状態になってしまっているのか」が分からないことにあります。
そして、その状況はホームページごとに全く異なります。 「WordPressを使っているから危険」「WordPressだから安全」というような、単純な話ではないのです。
⑨ 「ここ」から始めてみませんか?
もし、今回の話を聞いて少しでも気になる部分があれば、まずは現在の状況を確認することから始めてみてください。
具体的な選択肢としては、次のような方法があります。
- 自分で現在の管理状況をリストアップして整理してみる
- ホームページを作ってくれた制作会社に確認してみる
- 現在の運用の仕組みをプロに診断してもらう
最も大切なのは「無理に更新すること」ではなく、「自分のホームページが、今きちんと管理・運営できる状態にあるのか」をしっかりと把握することです。
ホームページの現状がしっかりと見えるようになって初めて、「更新するかどうか」、さらには「このままWordPressを使い続けるかどうか」を、落ち着いて判断できるようになります。
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