サイトを持ち続ける必要はあるのだろうか。本当に考えるべきことは何でしょうか?
① よくある「行き詰まり」の正体
会社のホームページを持っている。 あるいは、数年前に作ったホームページがそのまま残っている。
しかし、
- 最近はほとんど中身を更新していない
- ホームページからの問い合わせも滅多にない
- アクセス解析(どれくらい人が見に来ているか)も見ていない
正直なところ、このホームページが自社のビジネスにどれくらい役に立っているのかがよく分からない。
そのため、ふと「このホームページって、本当に今のうちの会社に必要なのだろうか?」と思うことがあります。
② 「今のままで大丈夫」という思い込み
多くの方はこのように考えがちです。
会社を経営している = だからホームページは絶対に必須だ 事業をやっている = だからサイトがなければいけない
このような思い込みです。 そのため、「本当に必要かどうか」をじっくり考える前に、まずは「ホームページを持つこと自体」が目的になってしまいやすくなります。
③ 立ち止まって考えてみましょう
しかし、ここで一つ立ち止まって考えてみてください。 もしも今日、みなさんの会社のホームページがインターネット上から突然消えてしまったら、一体何が困るでしょうか。
- お客様からの問い合わせが減って困るでしょうか。
- 新しい人材の採用ができなくなって困るでしょうか。
- 会社の信用が落ちて困るでしょうか。
- それとも、実は特に何も変わらないでしょうか。
この質問を投げかけられると、意外と答えに詰まってしまう経営者様は多いのです。
④ 知っておきたい「本当の仕組み」
実は、ホームページを持つこと自体はゴール(目的)ではありません。ビジネスを円滑に進めるための、あくまで一つの「道具(手段)」です。
例えば、ホームページには次のような様々な役割があります。
- 会社の「信用」を伝える
- 正しい「情報」をアピールする
- お客様からの「問い合わせ」を受け付ける
- 「商品やサービス」をインターネットで販売する
- 優秀な人材の「採用」につなげる
しかし、これらはすべて「絶対にホームページでなければ実現できないこと」なのでしょうか。SNSや他の方法では代用できないでしょうか。
つまり、本当に考えるべきなのは「ホームページが必要かどうか」ではなく、「自分たちのビジネスにおいて、いま、何の役割が必要なのか」という点なのです。
⑤ ついつい陥りやすい「勘違い」
この段階で生じやすい誤解があります。
それは、
ホームページがネット上にある = だからそれだけで価値がある
と思い込んでしまうことです。
しかし実際には、ホームページという形は存在していても、「何のために置いてあるのか、役割がさっぱり分からない」というケースも少なくありません。 ただネット上に「存在していること」と、ビジネスの道具として「しっかり機能していること」は、まったく別のお話なのです。
⑥ ここに大きなリスクが隠れています
ここで本当にお伝えしたいのは、「役に立っていないなら、今すぐホームページを閉鎖しましょう」という極端なお話ではありません。 本当に見落とされがちで恐ろしいのは、「何のためにあるのか目的が曖昧なまま、なんとなく維持されていること」です。
例えば、
- 社員の誰も更新しない
- 一般のお客様も誰も見ていない
- 社内の誰も、そのサイトの存在意義を説明できない
それなのに、ドメイン代やサーバー代など、毎年決まった維持費(コスト)だけはずっと払い続けている。このような状態に陥っている会社は、実は意外と少なくありません。
⑦ 「ここ」を見て判断してみよう
では、私たちは何を基準に考えればよいのでしょうか。
ここで見るべきなのは、「ホームページを持っているかどうか」ではありません。
本当に見るべきなのは、「そのホームページの役割を、自分たちの言葉できちんと説明できるかどうか」です。
ホームページが必要なケース
- 会社の信頼性をパッと見で証明したい(名刺代わり)
- 詳しいサービス内容をじっくり説明したい
- ネットから直接問い合わせを受け付けたい
- 求職者に向けた採用情報をしっかり届けたい
- 最新の社内情報を常に発信し続けたい
ホームページの必要性を見直してもよいケース
- 今後も中身を新しく更新する予定が全くない
- 何のために置いているのか、目的が分からない
- SNSや口コミなど、他の手段で十分に事足りている
- 社内の誰も管理・運用していない
重要なのは、ホームページを「所有すること」ではなく、そこにどんな「役割」を持たせるかです。
⑧ ホームページは、今どのようになっていますか?
では、みなさんのホームページはいかがでしょうか。
今、一体何のために存在しているのでしょうか。 そして、その役割は今の会社にとって、本当にこれからも必要なものなのでしょうか。 あるいは、別の簡単な方法(SNSなど)で十分に実現できることなのでしょうか。
その本当の答えは、毎月のアクセス数の数字をただ眺めているだけでは判断できません。
⑨ 「ここ」から始めてみませんか?
もし少しでも「どうすべきか」と迷っているのであれば、まずは「ホームページを残すか、消すか」を考える前に、「わが社におけるホームページの役割は何か」を一度整理してみてください。
具体的には、次のような目的のどれに当てはまるかをノートに書き出してみる方法があります。
- 会社の信用のため(名刺代わり)
- 新規の問い合わせを増やすため
- 日々の情報発信のため
- 優秀な人材を採用するため
- 商品やサービスを直接販売するため
これらを社内で書き出してみる。あるいは、現在のホームページの役割をプロと一緒に一度棚卸し(整理)してみる。もしくは、ホームページ以外の方法(SNSや外部の求人サイトなど)も含めて、どちらが効率的か比較してみる、という選択肢もあります。
大切なのは、なんとなくホームページを維持し続けることではありません。「自分たちは、何のためにこのホームページを維持しているのか」を、いつでも明確に説明できる状態にすること。そこをハッキリさせることが、何よりも大切なのです。
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