WordPressの更新が怖くて押せない。本当に問題なのは何でしょうか?
① よくある「行き詰まり」の正体
WordPressにログインしたとき、常に管理画面に更新通知が表示されていませんか?
- 本体の更新
- テーマの更新
- プラグインの更新
「更新しなければならない」と頭では分かっている。 しかしながら、「もし画面が真っ白になったり、壊れたりしたらどうしよう…」という不安がよぎり、どうしても更新ボタンを押すことができません。
気がつけば数ヶ月、あるいは数年もの間、その状態が続き、更新通知の数字だけがどんどん増えていく。
実は、このような状態になってしまっているホームページは、決して珍しいものではありません。
② 「今のままで大丈夫」という思い込み
多くの方は、このように考える傾向があります。
「更新して壊れてしまうくらいなら、今のまま触らずにおく方が安全だ」
実際、ネットを見ていると「アップデートしたら不具合が起きた」という体験談をよく目にします。
そのため、「今は問題なく動いている」のであれば、わざわざリスクを冒してまで無理に触らない方が良い、という考え方になります。一見すると、これは非常に理にかなった賢い判断のようにも思えます。
③ 立ち止まって考えてみましょう
しかし、ここで考えてみてください。
もし今の状態が本当に安全なのだとしたら、なぜ私たちは更新ボタンを押すことをこれほど「怖い」と感じてしまうのでしょうか。
私たちが本当に怖がっているのは、更新/アップデートという作業そのものなのでしょうか。それとも、別の何かが原因なのでしょうか。
④ 知っておきたい「本当の仕組み」
実は、「更新作業が怖い」と感じる状態には、共通した一つの仕組みがあります。 それは、「次に何が起きるか、自分では全く予測がつかない」という状態です。
例えば、
- どのプラグインが本当に重要なのか分からない
- テーマとプラグインがどう関係しているか分からない
- データのバックアップがあるかどうか分からない
- 万が一のとき、元の状態への戻し方が分からない
このような状態では、更新という作業自体が危険なのではなく、「更新した後にどんなトラブルが起きるか」の予測も判断もできません。
つまり、更新を怖がってしまう本当の正体は、技術的なスキルの問題ではなく、「自分のホームページがどういう仕組みで動いているか、つまり管理構造が見えていないこと」にあります。
⑤ ついつい陥りやすい「勘違い」
この段階で生じやすい誤解があります。 それは、「WordPressの更新は危険なものだ」という思い込みです。
しかし実際には、更新作業そのものが危険なのではありません。 本当に恐ろしいのは、「もし問題が起きたときに、自分たちでは何も対応できないこと」です。
更新ボタンを押すのが怖いのではなく、実は「自分たちで管理できていない状態」そのものが不安を生み出しているのです。
⑥ ここに大きなリスクが隠れています
「更新をしないこと」自体が、絶対に悪というわけではありません。 しかし、いつでも更新できるような準備をしないまま放置してしまうと、また別の問題が生まれます。
例えば、
- 更新通知の件数がどんどん増え続ける
- どのシステム同士が影響し合っているのか分からなくなる
- 過去の管理情報(IDやパスワード、設定内容など)がどこかへ行ってしまう
- 制作会社にいちいち確認しないと、何も判断できなくなる
結果として、「更新する」という選択も、「あえて更新しない」という選択も、自分たちではどちらも選べない(判断できない)状態になってしまいます。
⑦ 「ここ」を見て判断してみよう
ここで注目すべきなのは、「実際に更新ボタンを押したかどうか」ではありません。
本当に確かめるべきなのは、「いつでも更新できる状態が整っているかどうか」です。
例えば、
- 最新のバックアップが手元にある
- トラブルが起きたときの復旧手順が分かっている
- 管理に必要な情報をきちんと把握している
- どこに影響が出るかの範囲を理解している
このような状態になっていれば、「今は安全だから更新しよう」「今はリスクがあるから見送ろう」と、自分たちの意志で落ち着いて判断できるようになります。
⑧ ホームページは、今どのようになっていますか?
では、みなさんのホームページはいかがでしょうか。
更新通知がたまっていることは知っている。 更新するのが怖いという気持ちもある。
しかし、その恐怖心は本当に「更新作業」そのものに向けられたものでしょうか。それとも、「ホームページの状況を自分たちで管理できていないこと」への不安の裏返しなのでしょうか。
それは、ホームページの運営環境によって、ひとつひとつ異なります。
⑨ 「ここ」から始めてみませんか?
もし「更新するのが怖い」と感じているなら、まず初めに確認すべきなのは、目の前の「更新ボタン」ではありません。 本当に確認すべきなのは、「現在の管理状態」です。
例えば、次のようなことを一度整理してみてはいかがでしょうか。
- バックアップは自動で取れているか
- 万が一のときの復旧手順は分かるか
- 誰がこのサイトの情報を管理しているか
- システムのつながり(依存関係)を把握しているか
これらを自分たちで整理してみる。あるいは、お世話になっている制作会社へ確認してみる。もしくは、現在の運用の仕組みをプロに一度診断してもらう、という選択肢もあります。
大切なのは、無理に更新することではありません。「いつでも更新できる状態」に今あるのかどうかを、しっかりと把握することなのです。
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