ログイン情報を誰が持っているか分からない。本当にそれで管理できているのでしょうか?
① よくある「行き詰まり」の正体
ホームページについて、何か確認しようと思ったことはありませんか?
しかし、いざ確認しようとすると、
- WordPressのログイン画面のURLが分からない
- 管理者のユーザーIDが分からない
- パスワードが分からない
あるいは、 「きっと制作会社が持っているはず……」 「前の担当者が持っていた気がする……」 「社内の誰かが知っているんじゃないかな……」 という状態になってはいませんか?
実際、普段の業務で困ることはめったにありません。そのため、そのまま何となく放置されてしまいがちです。
② 「今のままで大丈夫」という思い込み
多くの方はこのように考えます。 「必要になったときに、知っている人に聞けばいい」
制作会社に聞けばいい。社内の担当者に聞けばいい。前任者に連絡して聞けばいい。だから、今すぐ困るような大問題ではない。
そのように考えるのは、ごく自然なことです。
③ 立ち止まって考えてみましょう
しかし、ここで一つ考えてみてください。
もし今この瞬間に、大切な問い合わせフォームが動かなくなったらどうでしょうか。 もし今この瞬間に、ホームページが何者かに書き換えられて(改ざんされて)しまったらどうでしょうか。 もし今この瞬間に、いつも任せている制作会社と連絡が取れなくなったらどうでしょうか。
あなた自身の手で、すぐに管理画面に入ることができるでしょうか。
④ 知っておきたい「本当の仕組み」
ここでとても重要なのは、「ログイン情報とは、単なるパスワードの文字列ではない」ということです。
ログイン情報とは、ホームページの「管理権限そのもの」を意味しています。
例えば、「家」に例えて考えてみましょう。 その家の鍵を持っている人こそが、本当の管理者ですよね。誰が鍵を持っているのか誰も分からない状態では、いくらそこに家が建っていたとしても、きちんと管理できているとは言えません。
ホームページもまったく同じです。画面がどれだけ綺麗に表示されていても、管理権限がどこにあるのか分からないのであれば、実質的には管理できていない状態と同じなのです。
⑤ ついつい陥りやすい「勘違い」
ここで、よくある勘違いがあります。
それは、
普段はログイン画面を使わない = だから知らなくても問題ない
と思い込んでしまうことです。
しかし実際には、「普段使わないこと」と「きちんと管理していること」は別のお話です。 例えば、車を毎日運転しない人であっても、車検証がどこにあるかは必ず把握しているはずですよね。ホームページも同じで、普段は使う機会がなくても、管理権限がどこにあるのかだけは常に把握しておく必要があります。
⑥ ここに大きなリスクが隠れています
ここで本当にお伝えしたいのは、「今すぐログインして作業をしてください」というお話ではありません。 本当に重要なのは、「管理権限がどこにあるのかが、はっきりしているかどうか」です。
放っておくと、知らず知らずのうちに次のような状態になってしまうことがあります。
- 最高権限の管理者アカウントがどれなのか分からない
- 制作会社の人しかログインできないようになっている
- すでに退職してしまった担当者しかパスワードを知らない
- 複数人がバラバラに、勝手にアカウントを持っている
これらは普段、何もない時には問題になりません。しかし、いざトラブルが起きたその瞬間に、対応が遅れるという形で一気に悪影響を及ぼします。
⑦ 「ここ」を見て判断してみよう
では、私たちは何を基準に考えればよいのでしょうか。
ここで確かめるべきなのは、「今すぐログインできるかどうか」ではありません。
本当に見るべきなのは、「管理権限がどうなっているのかを、自分たちで説明できるかどうか」です。
例えば、
- 誰が本当の管理者なのか
- 何人がこのホームページにアクセスできるのか
- 緊急のときは、誰がログインして対応するのか
- 必要に応じてパスワードなどの権限変更ができるか
これらのことを自分たちでしっかり説明できるのであれば、ホームページの管理状態はとてもクリアで良好だと言えます。
⑧ ホームページは、今どのようになっていますか?
では、みなさんのホームページはいかがでしょうか。
ログイン情報自体は、世界のどこかに必ず存在しています。 しかし、そのありかをしっかりと自社で把握できているでしょうか。そして、本当に必要なときに、すぐ使える状態にあるでしょうか。
それとも、「きっと誰かが持っているだろう」という、あいまいな状態のままでしょうか。 その違いは、普段の平穏な時には外側からは見えません。
⑨ 「ここ」から始めてみませんか?
もし少しでも不安を感じる部分があれば、まずは「誰がどんな権限を持っているのか」を整理することから始めてみてください。
例えば、次のような管理権限を誰が持っているか確認してみる方法があります。
- WordPressの管理者情報
- サーバーの管理者情報
- ドメインの管理者情報
- バックアップデータの管理者情報
これらを自社で確認してみる。あるいは、いつもお世話になっている制作会社に直接確認してみる。もしくは、現在の運用の仕組みをプロに一度診断してもらう、という選択肢もあります。
大切なのは、大慌てでログインすることではありません。「誰がホームページの管理権限を持っているのかを、自社できちんと把握すること」。そこが出発点です。
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